ついつい自分をよく見せてしまうあなたへ。セルフイメージと他者イメージのギャップへの考え方。
こんにちは!
駆け出しカウンセラーの神田華子です。
今日は最近私もよく意識している、
「セルフイメージ」と「他者イメージ」のギャップについて
お話をしたいと思います。
「人が思ってるほど優しい人間ではないんだけど、つい良い人ぶってしまうんだよな・・・」
「格好つけて引き受けちゃったけど、気が重いな・・・」
そんな風に、ついつい背伸びしちゃって、苦しくなっちゃうことがあるって方は、是非、読み進めてみてくださいね。
セルフイメージ、他者イメージって、そもそも何?
セルフイメージとは、自分が自分に対して抱いているイメージや、
自分自身に感じている価値のことですね。
これに対し、他者イメージとは、
他者があなたに対して抱いているイメージのことです。
自分が感じている自分のイメージと、
相手が自分に抱いているイメージとがかけ離れている時、
ちょっとしんどいな、と感じた経験はないでしょうか。
「あの人が思っているほど立派な人間じゃないのにな」
「みんなが言うほど優しい人間じゃないのにな」
ついつい自分を良く見せようと、本心ではないのに無理して格好いいことを言ってみたり、
優しい人に見られたいと、嫌な頼みごとを受け入れてしまったり。
そして、自分のセルフイメージと他者イメージとが
既にかけ離れているにも関わらず、
相手のイメージ通りの期待に応えるために、
更に自分を偽ってしまう。
そうして、どんどんセルフイメージと他者イメージとの
ギャップが広くなり、苦しくなってしまう・・・。
私も、昔はそんな悪循環に陥っていたことが、良くありました。
でも、そこから抜け出せると、気持ちが相当楽になります。
そのための、ちょっとした考え方を紹介しますので、
皆さんもぜひぜひ、意識してみてくださいね!
等身大の自分を受け入れて、ありのままを見せる。
これはわたし自身もすごく意識していることなんですが、
自分のセルフイメージ以上に、他者イメージを良くしようと思わないことです。
自覚して、意識するだけでも大分違います。
もっと簡単に言うと、
「自分を等身大以上に、大きく見せようとしない。格好つけない。すごい人ぶらない。良い人ぶらない。」ということです。
自分を等身大より大きく見せたり、実際よりも良く見せたりすると、
大体ろくなことがないんですね。。。笑
私自身も、ブログを始める前にいろんなカウンセラーさんのサイトを見て
「なんかみんな完璧な人間に見えるな・・・
これくらい立派な人じゃないと、
やっぱりカウンセラーなんて無理かな・・・」
「ブログを始めて発信を始める以上は、
私もこれくらい堂々とした人間を装った方が、
読んでいる人は安心できるのかな・・・」
なんて不安に思って、背伸びをしそうになってたんですね。
でも、大事なことなのでいつも自分に言い聞かせています。
100しかないものを、120に見せようとしないということです。
そんなことを繰り返していると、相手をだましているような罪悪感や、
本当の自分を出せなくなる窮屈さが、どんどん強くなります。
等身大の自分を受け入れて、ありのままを見せる。
これは自分らしく生きるために本当に大切なことなので、
すぐには難しいかもしれませんが、常に、意識はしてみてくださいね。
他者イメージはコントロール不可能!
「でも、そんなつもりはないのに、相手が勝手に私のイメージを作り上げていってるんです。」
確かに。そういうことも、ありますよね。
相手が自分に対して、自分のセルフイメージとは少し違う
理想像を、勝手に作っている状態ですね。
これに対しては、まず第一に、
相手があなたに対してどういうイメージを抱くかというのは、
基本的にはコントロール出来ない、ということを受け入れてください。
あなたがどんなに頑張っても自分ではどうにもできない部分ですので、
それについて気を病んだりし過ぎないようにしてくださいね。
相手のイメージを否定する必要はない。
そして第二に、相手のイメージに対し、
過度に否定する必要はない、ということです。
例えば、相手があなたを優しい人だと思っているとしたら、
「そんなことない、私は本当は優しい人間なんかじゃない!」なんて、
ネガティブに受け取る必要もないのです。
あなたは相手が思っているほど優しくはないかもしれませんが、
それを否定するほど、優しくなくもないのです。
優しい一面があるからこそ、相手はあなたを優しい人だと思っているんですから。
「そうか。私のこういう所を見て、そういうイメージを持っているんだな」と、
ただただ、客観的に捉えるようにしてください。
大事なことなのでもう一度書きますね。
相手のあなたに対するイメージが、自分が思っているものと少し違うと感じた時は
この人にはそういう風に見えているんだな、と、
ただただ、客観的に捉えるようにしてください。
そして、その時に自分がどういう気持ちになるか、
嬉しい、有難いというポジティブな気持ちになるのか、
プレッシャーだな、窮屈だな、とネガティブな気持ちになるのか、
ちょっと考えてみてくださいね。
「嬉しいんだけど……有難いんだけど……」と、「でも」に続く感情がないか、「期待されているという証拠だな」と、無理にポジティブに考えてしまっていないか、じっくり自分の気持ちを見つめてくださいね。
無理をして相手のイメージに合わせる必要はない。
そして、相手のイメージを客観的に捉えた際に、
不快な感情やネガティブな気持ちが湧き上がってくるのであれば、
相手のイメージに合わせて無理をするようなことはやめてみましょう。
あなたは相手のイメージしている世界を生きる必要はないのです。
「もっと責任感のある人だと思っていた」
「もっと優しい人だと思っていた」
と、世の中にはそんな風に、あなたへの勝手な期待値を押し付けることで、
あなたをコントロールしようとする人が、少なからずいるんですね。
そんな風に言われると、傷つきますよね。
頑張りたくなっちゃいますよね。
でも、そんな風にあなたをコントロールしようとする人に、
無理に好かれようとしたり、自分らしさを押し殺す必要はないのです。
相手から、自分に対するイメージを押し付けられているように感じた時は、
上で紹介したように「そうですか。あなたはそう思っていたんですね。」と、客観的に捉えましょう。
そしてそうなったときに「ああ、でもあの時は格好つけてああ言っちゃったしな」と
そんな風に罪悪感を感じないためにも、最初から背伸びをしないことが重要です。
ちなみに、仮にそんな風に言っちゃった後でも、
人の許容度や状況というのは、日々変わるものですから
その時は素直にそのことを伝え、
「今の自分はあなたのその期待には応えられない」ということを
正直に伝えて問題ないでしょう。
自分が無理していると気付いた瞬間に軌道修正で、良いのです。
その上で、今のあなたならどこまで出来るか、というのを丁寧に伝えると良いのではないでしょうか。
勇気を出して、ありのままを出してみて。
自分のセルフイメージを100とした時に、
相手が120の理想や期待値を持っているとしたら、
あなたが100の対応をしてしまうと、
その分、相手を失望させてしまうかもしれません。
でも、それで良いのです。
だって、100なんですから。
そこから相手が100のあなたを見てくれれば、
あなたも100のままの自分でいられるのです。
ありのままの自分を受け入れてもらえない環境では、ずっと苦しいままです。
「よく見られたい」そういう気持ちは誰にでもあるものですが、
どこかでその悪循環を断ち切る勇気を、持ってみてくださいね。
100あるものを120に見せる必要もなければ、
100あるものを60に見せる必要もない。
ありのままを受け入れて、ありのままを出せるようになれば、ずっと楽になりますよ。
もちろん、「自分が思っている以上に相手が期待してくれている方がヤル気が出るぜ!」というメンタルマッチョな方や、
アドレナリンが出まくっていてやる気に溢れる気分の時は、
そのポジティブな気持ちを十分に活用して、
さらなる成長につなげてください。
自分が成長している・努力しているという実感に伴って、
セルフイメージも上がっていきますからね。
でも、やっぱり疲れたな・・・・と思った時には、
いつでもその、ありのままの自分を、まずは自分が、受け入れてあげてくださいね。
セルフイメージが低い人は要注意!
ただ、注意が必要なのは、自分のセルフイメージが過度に低い人です。
「俺って本当にダメな奴なんだ。ヘタレで根性もないし、何をやってもダメなんだ。」
こういう口癖の人、周りにいませんか。
自分なんて、、、と自己否定が強く、自己肯定感が低い人は、
自分に自信が持てず、セルフイメージが過度に低く、
常に、周りの期待に応えられていないという罪悪感や、
応えなければいけないというプレッシャーを感じてしまいます。
そしてその結果、周囲の評価や反応を過剰に気にし過ぎてしまうのです。
面白いことに、それが、プライドの高さや怒りっぽさにも繋がってしまうんですね。
人間の心理というのは本当に不思議ですね。
セルフイメージが高い人の方が、プライドが高い印象ですよね。
もちろん、セルフイメージが高すぎる人も色々と問題はあるのですが、
恐らくこの記事を読んでいる人の中には、
あまり当てはまる人はいないと思いますので、
今回は割愛しますね。笑
セルフイメージが低いからこそ、本当の自分に自信が持てず、
自分を否定することで周りの自分への期待値を下げ、
批判や批難からの逃げ道を作ろうとしています。
100を60に見せようとしている状態ですね。
当然ですが、セルフイメージの低い人でも、
実際には良いところがたくさんあります。
でも、自己肯定感が低いがために、本人が自分の良さに気づけない、
自分の良さを認めてあげられないケースが多いのです。
ここまで読んで、セルフイメージが低いな、と感じている人は、
セルフイメージを適正値まで高めることを、是非意識してくださいね。
自分のセルフイメージを確認してみよう。
自分のセルフイメージが高いのか低いのかを知るには、
自分が常日頃から無意識に行っている「セルフトーク」を意識してみましょう。
自分に対して普段どういう声かけをしているかですね。
例えば、何か失敗をした時に、
「私ってこんなに簡単なことも出来ないの・・・」
と思ってしまう人は、セルフトークがネガティブ気味で、
セルフイメージも低い傾向にあります。
こんな風に、自分に対してネガティブな発言が増えれば増えるほど、
セルフイメージはどんどん悪くなってしまうので、注意してくださいね。
セルフイメージを高める方法や、セルフトークについては、
長くなるので、また別の機会に紹介したいと思います。
まとめ。
ということで、ちょっと話がぶれた気もしますが、こんなお話でした。
- 自分を等身大以上に見せない。ありのままを受け入れる勇気を持とう。
- 他者イメージは過度に否定せず、客観的に受け入れた上で、無理をしないことを心がけよう。
- セルフイメージは高過ぎず低すぎず、ありのままの自分であることがベスト。
- セルフイメージが低いなと感じる人は、セルフイメージを高めてみよう。
まずは、相手にどう思われているかという重荷を一旦脇に置いて、
- 今の自分のセルフイメージ(自分に対する価値の感じ方)が適正か?
- 自分の魅力や自分の価値を、過度に否定していないか?
ということを、一度見つめなおしてみてくださいね。
ということで、今日はここまで!
神田華子でした。
つぶやき。
ブログの改行の仕方が、まだよく分かりません。。。
自分なりに文脈が変わるタイミングで、
段落と段落の間に、もうちょっとスペースを空けたいんだけどなぁ・・・。
勉強することだらけの毎日です。