自己肯定感を上げるよりも下げないための具体的な行動3選!
自己肯定感を上げるというのは、なかなか難しいかもしれませんが、
自己肯定感を下げてしまう行動というのを意識してやめることで、
自然と自己肯定感は上がります。
今日は、自己肯定感を下げないための行動を3つご紹介したいと思います。
自己肯定感を上げるために、どんな自分でも受け入れる、ポジティブになると頭では分かっていても
なかなか簡単に出来るものではありません。
具体的に下記の行動を意識するだけで、
自己肯定感の低下を防ぎ、少しだけ心が軽くなるはずです。
中には肩の力が抜けるようなもの、中には実行するのに勇気のあるものもあるかもしれません。
でも、行動を起こすにはまずは知ること・意識することからですよね。
早速、一緒に勉強していきましょう!
ないものばかり数えない
私たちは他人の存在をベースに自分という存在を認識しているものなので、
完全に人と比べないということは不可能です。
たとえば、濃い赤と少しオレンジがかった赤が、同じ空間に存在して初めて2つの色の区別ができるのと同じことです。
でも、他の人と比べている時に、あなたは何を比べていますか?
自分になくて、相手にあるものばかりに焦点を当てていませんか?
自分の出来ないところと、相手のできているところばかりを比べていませんか?
自分が持っていないものばかりに注目している限り、いつまでたっても幸せになりません。
隣の芝生は、隣にある限りいつまで経っても青いままです。
いざその芝生が自分のものになったとすると、
実際には芝の手入れにすごいコストがかかるかもしれない。
害虫に悩まされるかもしれない。
そうすると次は、「隣のお庭は芝生が無くていいなぁ」と羨んでしまうのでしょうか?
または、「あっちの芝生はもっと広いなぁ」と羨ましくなってしまうのでしょうか?
自分にないものを見て、それを持っている人を羨ましがることにはキリがありません。
自分にないものを数えるのはやめましょう。
自分にあるものを数えましょう。
SNSを見ない
どうしても他人のキラキラした部分と自分のリアルを比較してしまうことになるのがSNSです。
「そんなこと分かってるよ!」と思う方は多いと思いすが、
何度も思い出す必要がある大事なことだから、何度でも書きます。
SNSは、人に見せるためのものです。
どんなに自然な日常に見えるものでも、それは計算され、加工された日常です。
現実のほんの一部を切り取られた、「他人に見せるための現実」です。
幸せそうな瞬間、素敵なルックスの他人の投稿を見ると落ち込むこともあるかもしれませんが、
それは決してリアルでは無いことを肝に銘じておきましょう。
そしてそんな現実的でないものに、
心を惑わされてしまうのであれば、
やめてしまっても全く問題ありません。
情報についていけなくなる、話題に乗り遅れる、関係ないんです。
自分のペースでは無い波に乗ろうとするから疲れるのですから、
そんな時は、潔く降りてしまえばいいんです。
SNSをやめることで空いた時間で、あなたは何をしますか?
何でもできますよ。
ネガティブな表現をやめる
悪口や愚痴など、言うとスッキリするんだよね~という方はいませんか?
確かに、感情をしっかりと吐き出すことは大切です。
でも、他人についてネガティブなことを言っているとき、その言葉は全て自分にも向かっています。
あなたの脳はその言葉が他人に向けられたものか自分に向けられたものか判別できませんから、
結果的に自分自身も嫌な気持ちになってしまうのです。
しかも、言葉というのは発せられる度に印象が強くなりますので、
ネガティブな事を口に出すと、その記憶ばかりがより濃く定着して、ネガティブな気持ちが増してしまうのです。
口に出す時も頭の中で考える時も、ポジティブな表現を心がけましょう。
ネガティブな表現をやめてポジティブな表現に言い替えるためには、練習が必要です。
これは能力や生まれつきの性格ではなく、習慣です。
つまり、誰でも意識してトレーニングをすることで、上手にポジティブ変換できるようになりますよ。
リフレーミングの記事も参考にしてみてくださいね。
謙遜し過ぎない
謙遜し過ぎて「自分なんて」と、自分を否定している癖がある人は気を付けましょう。
上に書いた通り、あなたの脳は素直にすべての情報を取り入れてしまいます。
あなたが謙遜のために言っている自己否定的な言葉は全てあなたの心に突き刺さって、
何度も繰り返されることにより強化されていきます。
まずは、自分にそんな癖がないかということを意識することから始めましょう。
褒められた時は、相手の言葉を否定せずに、
褒めてくれたことへのお礼と嬉しい気持ちを伝えれば良いんです。
謙虚さを見せたければ「おかげさまで」と相手への感謝を口にして、
これからも精進して参ります、等と一言付け加えれば十分です。
こちらを褒めておいて謙遜しなければ「調子に乗ってる」なんて言ってくるような意地悪な人がいたとしたら、
そんな人に付き合う必要はありません。
そんな人を喜ばせるために、「謙遜」という武器であなたの心を傷付ける必要はないんですよ。
自分を下げてくる相手から離れる
自分のことを否定ばかりしてくる相手からは離れましょう。
どんなに自分で気を付けても、面と向かって自分の行動を否定されたり
揚げ足をとられたり、気になっている容姿をバカにされたりすると、嫌な気持ちになるものですし、
自分に自信を持てなくなってしまうのも仕方ありません。
物理的に距離を置く、連絡をしない、最低限の返信しかしない、別居する、部屋を分ける。
あなたが嫌な気持ちになっていることを真剣に伝えてもやめてくれないのであれば、
または、物理的に距離を置くのがどうしても難しい状況であれば、
右の耳から左の耳に、受け流しましょう。
「この生物はまた何かよく分からないことを言っているな?」
「今日も元気に何かを喋ってるな?」と、
決して心に取り込まないようにしましょう。
自分で決める
自分で決めたという成功体験を小さなものから積み上げていきましょう。
結果はどんなものでも、自分が責任を負うものです。
他人が決めたことでも、良い結果が確約されているものではありません。
それなら、自分で決めた方がいいと思いませんか。
他人の真似をしたり、人の意見を参考に決めたことでも、
「自分が、この人のこれがいいと思ったから決めたんだ」と、
自分で決めたという意識を持つだけで、
その後の捉え方や感じ方は全く違ってくるものです。
好きなことをやる
こんなにシンプルなことが、皆さん出来ていないのでは無いでしょうか?
日本は小さい頃から人に迷惑をかけるな、周りにあわせろ、空気を読めと言われて育ってきました。
だから、自分のことよりも周りを優先してしまうんですね。
でも、自分を優先していいんですよ。
それで空気を壊してしまって壊れる人間関係なんて、あなたにとって必要ないんですよ。
あなたが自分で決めること、好きなことをすること、ありのままの自分でいることで
離れていく人がいるとしたら、
その人たちはあなたの人生にとってただの脇役以下、エキストラかオーディエンスです。
わざわざ準主役級の大役を与える必要はありません。
あなたがありのままの自分でいられる人間関係を大切にしましょう。
本当に好きなこと、したいこと、やらなくてはならないことを見極めて、
それ以外をやめる、手放す、その勇気を持ちましょう。
悩んだ時は、楽しそうな方、自分の心がワクワクする方へ進むのが正解です。
もちろん、好きなことだけをして生きていくことは難しいかもしれませんが、
あなたのたった一度の人生なんですから、
その道のベースにある感情が、「自分で選んだ好きなこと」である必要はあるのです。
自分で決められないという人は、下記の記事も参考にしてください。
【参考記事】 → 言葉が変われば人生が変わる。「どっちでもいい」を、やめてみませんか?
【番外編】自己肯定感が下がってると感じた時は?
自己肯定感が下がってるな、今日はなんだか自分のことが嫌になってきてるな、
そんな風に感じた時にまず心がけて欲しいことがあります。
それは、姿勢を正し前を向き、みだしなみを整えることです。
外見は簡単には変えられないものですが、
姿勢を正して、みだしなみを整えるだけで気持ちも前向きになります。
不思議に感じるかもしれませんが、心と体は連動していますから、
落ち込んでいるときは、肩もすぼみ姿勢が悪くなっているものです。
この状態に自分で気付いて、
ピシッと姿勢を整えるだけでも、気持ちが前向きに開いて、自己肯定感が少し回復します。
「ヨシッ」という気分に少しでもなったらしめたもの。
「今日もいいことある!」と、声に出して唱えましょう。
声に出して言うことで、実際に日常の良いことを見つけやすくなりますよ。
最後に。
今日ご紹介した具体的な行動を1つずつ実践してみてください。
どれなら意識して続けられそうですか?
すぐに自己肯定感が爆上がりするものではありませんが、
こういったことを意識していると、自然と自己肯定感が下がっていくのを防いでくれます。
自己肯定感は無理に上げようとするよりも、下げないことがもっと重要です。
自己肯定感を下げないためにも、今日お伝えした4つの具体的な行動を心がけてくださいね。
いつもと違う行動を1つでも取れたり、1つでも意識して過ごせたら、
そのことを自分でしっかりと認識して、自分の頑張りを認めて、大袈裟でも良いので自分を褒めてあげてくださいね。
自分の頑張りや良いところを1番見つけてあげられるのも、あなた自身なんですよ!
今日もここまで読んでくださりありがとうございました。
神田華子でした。
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【参考記事】
下記の記事でも自己肯定感について書いていますので、未読の方は是非ご覧ください。