自己肯定感とは?自己肯定感を高めるたった1つの方法をご紹介します!
自己肯定感という言葉自体が、知られ始めたのも割と最近だと思います。
一昔前は、というか今でも、そんなにメンタルヘルスに興味のない方は、
「自己肯定感ってなに?」とよく分からなかったり、
「自分の自己肯定感が高いか低いのかすらも考えたこと無かった」という方も多いのではと思います。
自分を肯定できる感覚、と書いて自己肯定感。
自己肯定感が高い方が、日々を生きやすくなります。
それなら、みんな自己肯定感上げたいですよね。
爆上げしたいですよね。
どうやったら上げられるんでしょうか?
今日は自己肯定感についてお話ししたいと思います。
自己肯定感とは、自信満々な状態ではない!
まず、自己肯定感とは何でしょう。
自己肯定感が高い人というと、「イケイケで自信満々なリア充」を想像するかもしれませんが、
自己肯定感が高いというのは、自分に自信があってポジティブな状態を指すのではありません。
「ダメな部分もある。これが自分。」
「自信が無くて失敗を恐れている、それが私。」
「弱さや欠点も含めて自分なんだ。」と、
どんな自分の状態も受け入れて、自分を肯定できている状態、
「自分は自分のままでいていい」と思える感覚が、自己肯定感なのです。
自己肯定感は常に高い状態を保てるものではない!
自己肯定感を高める、というと、高めた状態を維持できて、
常に自分を肯定出来ているという状態を想像するかもしれませんが、そうではありません。
どんなに日ごろから自己肯定感の高い人でも、
「自分はなんてダメな奴なんだ~」と、自分を否定したり責めたり、自分で自分が嫌になったりすることも、あるものです。
そんな風に揺れ動きながらも、「それでも、それも含めて自分だな」という精神状態に、
少しでも早くまた戻って来れることを目指せばいいのです。
自己肯定感は条件付きでは無い!
自己肯定感が条件付きではない、とはどういうことでしょうか?
例えば、ボディイメージを上げることで自己肯定感が上がるので、ジムに行けばいいと言われます。
確かに、身体を鍛えるというのは誰でも続ければ結果が見えやすく、自分に自信を持ちやすくなります。
他にも、自分に似合うメイクを研究したり、仕事で成果を出して褒められたりすることで
自信がついて、自己肯定感は上がるでしょう。
でも、これでは、「これがあれば・これが出来ていれば自分はOK」という、
条件付きの自己肯定感になってしまいます。
何が出来ていても、何が出来ていなくても、「どんな自分でもOK」と、
無条件に自分を受け入れ、認められるようになりたいですね。
自己肯定感を上げるたった一つの方法とは?
さて、そんな自己肯定感を上げるために、最も有効な方法が1つあるのでご紹介しますね。
それは、「自己否定をやめること」です。
たったそれだけなんです!
シンプルですね~。
自己否定、していませんか?
「自分はなんてダメなんだ。最低な人間だ。カスだ。くずだ!」
「こんな自分には価値がない、存在意義がない。」
こんな風に、自分で自分を否定することを、今すぐに金輪際、やめてください。
否定することをやめれば、自然に肯定することになります。
自分を責めたい気持ちは分かります。
でも、ぐっとこらえてください。
あなたがどんなに自分を責めても、自分を見捨てて自分の人生から立ち去ることは出来ません。
他人の批判や非難の声は、耳をふさぐことも殻に閉じこもってシャットダウンすることもできます。
でも、あなたがあなたを責める声、あなたがあなたを否定する自分自身の声は、
他人の声とは違い、どこまでいっても逃れることができません。
自分で自分を否定している限り、自分を肯定することは出来ないんです。
「また失敗してしまった。自分はなんてダメなんだ」と思ったら、
「でも、また挑戦した自分は偉いな」と、肯定し直してあげましょう。
「私なんて社会で何の役にも立っていない」と思ったら、
「生きてるだけで経済活動に貢献してる」と、肯定し直してあげましょう。
「今日も寝坊してしまった。社会人失格だな。」と思ったら、
「それでもちゃんと会社に来た自分はすごいな、頑張ってる!」と、肯定し直してあげましょう。
他の誰でもなく、あなたがあなたを否定するのをやめて、肯定してあげるのです。
そうすることで、「自分は自分のままでいい」という自己肯定感が育まれます。
睡眠・休息は十分とりましょう。
睡眠不足で身体が疲れ切っている状態では、
どうしてもネガティブな思考が上回ってしまい、自己肯定感も下がりがちです。
きちんと睡眠をとり、身体を休めることを心掛けましょう。
意識していないと自己否定をしてしまう社会です。
現代社会は、普通に生きていたら自己肯定感が下がることばかりだと思いませんか?
SNSの切り取られた世界で他人と比較して落ち込み、
仕事でミスをすれば怒られ、
給料が低いと負け犬扱いされ、
仕事をしていないと社会のお荷物のような扱いを受ける。
こんな競争社会で、常に批判の目にさらされている私たちは、
努力なしに無条件に自分を肯定するというのは、非常に難しいように思います。
決して、あなたのせいでは無いんです。
だからこそ、「自分を否定しない」ということを常に心がけ
自分だけは自分の味方でいてあげられるように、積極的に自分に肯定的な声掛けをしてあげてください。
いつもお伝えしていることですが、私たちは誰も望んでこの世に生まれてきたわけではありませんが、
今ここに生きていて、これからも生きていくんです。
少しでも、気楽に、幸せに過ごしたいですよね。
どんな選択の結果も、将来の責任も、すべて自分だけが背負うことになるんです。
そんな、理由も分からずただがむしゃらに生きている自分を
肯定して応援してあげない理由は、1つもありませんよ。
自分は自分の一番の応援団です。
自分の声はいつでも自分に届きます。
自分の心に耳を傾け、プラスな声掛けをして、励ましてあげましょう。
自分で自分を励ますためにおススメの方法は、下記の記事でご紹介していますので、未読の方は是非ご参考ください。
→ いつも自分を責めてしまうあなたへ。心の中で自分を励ます【セカンドパーソン・セルフトーク】
最後に。
自己肯定感を高める方法を調べると、色々なテクニックが出てきますよね。
でも、実はとってもシンプルなんです。
たった1つだけなんです。
「自分で自分を否定しない。」
それだけです。
自己肯定感が低い方と言うのは、
すぐに自分を責めて、何事も自分のせいだと感じてしまい、自分を嫌いになって、苦しめてしまっています。
そういう人は、優しい人や責任感の強い人だったりしますが、
幼い頃からのご両親との関係性や、現在の環境によるものも大きいです。
自分に自信が持てず自分を好きになれず、
他人からも同じように嫌われて否定されていると感じてしまい、
過度に脅えたり、信用できなかったりして、対人関係がうまくいかなくなってしまいます。
私も、自分で自分が嫌になるほど失敗が続く日もあります。
自己嫌悪にも陥ります。
人間ですもの。
そんな日もあります。
そんな日が続くこともあります。
でも、それが人間、それが私、それがあなたなんです。
人間は誰1人完璧ではありませんから、
出来ることも、出来ないこともあるんです。
他人に出来て自分に出来ないことは、確かにあるかもしれませんが
自分にも出来ていることも、絶対にあるんです。
自己否定が癖になっていると、最初はつい自分を否定してしまうと思います。
否定してしまっても構いませんから、
すぐに肯定し直してあげる癖をつけてくださいね。
最初は心からそう思えなくても構いません。
それでもずっと、肯定的な声掛けを自分にかけ続けてください。
自分が自分にかけている言葉の量というのは、あなたの想像をはるかに超えるほどです。
気付いたら、自然と自分を肯定出来ているはずですよ。
「あなたは、あなたのままでいい。」
自己否定をやめて、そう心から思えた時に、
あなたの見ている世界が、グッと優しいものに変わっていくと思います。
そんな日を、私も楽しみにしています。
今日もここまで読んでくれてありがとうございます。
神田華子でした。