他人からの批判や悪口を気にしない方法は?傷付いた気持ちを切り替える方法をご紹介!
世の中には相手の気持ちを考えずに辛辣なコメントをする人や、
相手が傷付くのを見て喜ぶような人がいます。
特に、匿名性の高いインターネットというのは怖いですね。
どうしてそんなひどいことを言う必要があるの?
と思うようなこを、わざわざコメントしたりメッセージする人が、残念ながらいるんですね。
それもすべて、人間の性(さが)ということでしょう。
今は、一般人でもブログやSNSを通して自由に発信ができるようになってきた時代です。
特に有名人でなくとも、そういうネガティブなコメントに悩む機会も増えてきたと思います。
そういうコメントが目に入ったとき、どうしても嫌な気持ちになってしまいますよね。
また、実生活の中でも、心ない批判や悪口に遭遇して、ショックを受けることもあると思います。
気にしないようにと思っても、気になってしまうし、落ち込んでしまいますよね。
気にならない方法って、あるんでしょうか?
今日は、人からの批判的なコメントや誹謗中傷に遭遇してしまった時に、どう考えればいいかということを話していきたいと思います。
傷付いている自分を受け入れて良い。
まず大前提として、自分に対するネガティブなコメント等を目にしたときに、「傷ついてしまう」こと自体は、否定する必要はありません。
自分が攻撃されたと感じたら、悲しいと感じてしまうのは生物本能的に仕方のないことです。
その感情は、脳が勝手に反応してしまうという生理現象ですので、「気にしないようにしているのに、また気にしてしまった。」というように、そのことで自分を責めたりしないでくださいね。
怒ったり悲しんでしまう自分を、「こんなこと言われたら誰でも傷つくよな~」と受け入れてあげてください。
でも、その感情を引きずらないように、下記のような考え方で気持ちを切り替えてみてください。
インターネット上での匿名の誹謗中傷だけでなく、日常生活での周りからの悪口や嫌味、小言にも対応できる考え方ですので、是非覚えておいてくださいね。
批判や悪口で傷付いた時に気持ちを切り替える方法6選!
①相手の価値観を共有されただけだと思う。
自分を攻撃してくるような批判的なコメントや悪口に遭遇した時には、
まず最初に、「このコメントをした人は、そういう風に考える人なんだな」と、客観的に考えてください。
相手は自分の価値観を、あなたに攻撃するという形で表現しているだけです。
例えば、ボランティア活動をしているあなたに対して、「お前は偽善者だ!」と言ってきた人がいたとしたら、
「この人は“ボランティア活動をする人は全員偽善者だと感じる”という価値観の人なんだな」と、自分の中で主語を変換するのです。
あなたに向けられた攻撃ではなく、相手は自分の感想を述べているだけだと考え、そういう人なんだなと思えば少し冷静になれるはずです。
世の中には、様々な価値観の人がいますから、そういう形で相手の価値観が露呈しただけ、と思えば良いのです。
どうしてそういう風に思うようになったのかな?と想像の余地も膨らみます。
そのうえで、相手の狭い価値観に付き合う必要はないし、相手のものさしを受け入れる必要もないのです。
②批判されているのはスポットライトが当たっている証拠。
知らない人に批判されるというのは、そもそも目立っているからです。
あなたが舞台のセンターで、悪口を言っている人はただの脇役で、引き立て役です。
主役に試練はつきものです。足を引っ張る脇役がいるのは当然なのです。
自分も有名になったな、嫉妬されるほど目立っているんだな、と、有名人気分に浸ってみてはいかがでしょうか。
③常にあなたを嫌っている人が2割いる。
こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。
❝2割は何をしてもあなたの味方でいてくれる 。
6割はあなたの行動によって変わる。
残りの2割は、何をしていても常にあなたを嫌っている❞
あなたが何をしても、あなたのことが気に食わない人は一定数、必ず現れるものです。
じゃ、もう気にしても仕方がないですね。
何をしていても常にあなたのことを嫌ってくる2割に目を向けるのではなく、
いつもあなたを応援してくれている2割の大切な人たちや、あなたの行動次第であなたを正当に支持してくれる人達に目を向けましょう。
④相手はあなたの人生にまったく関係のない人。
あなたを暴言で傷つけてくる人たちは、あなたの人生にどれほど深く関わっている人たちでしょうか。
あなたにとって、どれほど価値のある人達でしょうか。
何の関係もないということは、あなたの人生にとって何の価値もないのです。
あなたのことを何も知らない。
あなたも相手のことを何も知らない。
通りがかりに知らない人に暴言を吐かれたようなものです。
ムっとしたり、何で自分がこんな目に!と感じることもあると思いますが、
そんな人たちに、あなた自身の大切な心を傷つけ続ける権利を与えてはいけません。
「この人は自分の人生の中の何者でもない。今までも、これからも、何をしてくれる人でもない。自分にとっては何の価値も、意味も持たない人なんだ」ということを、思い出してください。
もちろん、そんな相手に暴言を吐き返す必要はないですし、
そういうことをしてしまうと、自分を相手と同レベルまで下げてしまうことになります。
あなたにとってどうでも良い相手に対抗するためにあなたのレベルを下げてしまうというのは、あなたにとってまったく価値のないことですし、損でしかありません。
徹底的に無視するか、逆に何を言われても、仏のような慈悲に満ちたコメントで対応し続けましょう。
⑤他人は変えられない、自分のことに集中する
相手のネガティブなコメントに対し、あなたが思うことを伝えるのは、それで気が済むなら良いんです。
自分の価値観を改めて説明することで、自分はこういう思いを持っている人間なんだと、自分自身が改めて納得する良い機会にもなるかもしれません。
でも、それはあくまで自分のためです。
それで相手のあなたに対する態度が変わるとか。今後の人生でその人がそういうひどいことをしなくなるとか、そういったことは期待しないでください。
他人を変えることは出来ませんし、私たちの行動は、相手をコントロールすることをベースにしてはいけません。
だって、出来ないことを頑張っても、心が疲れてしまうだけですからね。
私たちはそれぞれ、自分の人生に忙しいはずです。
変えられない他人に構っている暇はありません。
自分のことや、自分を大切にしてくれる人達にしっかり集中できるように、関係のない他人に対する心のHPは、省エネでいきましょう!
⑥批判されてもあなたの価値は変わらない
批判コメントを受けた時、まるで自分のすべてが否定されたような気持になるかもしれません。
でも、どんな批判も、あなたの人格や存在を否定しているわけではありません。
仮にそのような心ないコメントがあったとしても、そこに何の意味もありません。
そこに意味を与えるのは、いつもそれを受け取るあなた自身なのです。
誰が何を言おうと、あなたの価値は全く下がらないんですよ。
建設的な批判は受け入れることも大切。
一見受け入れがたい批判の中にも、自分にとっての反省材料が含まれていることがあります。
そのような建設的な内容に関しては、ネガティブに捉えずにアドバイスとして受け止めれば良いと思います。
すべてではなくともそのコメントの一部分だけでも、確かに自分に改善の余地があるなと思えることに関しては、成長のチャンスをもらえたと思って受け入れましょう。
普段から、自分で振り返って反省したり改善点を探すということをし慣れていない人は、他人からの批判にも敏感になり、受け入れられなかったり、重く受け止めがちです。
自分で自分をフィードバックする癖をつけると、批判を受けた時のショックも少し和らぐようになりますよ。
「攻撃的な言葉という包装用紙に包まれた有益なアドバイス」というプレゼントを受け取ったと思って、中身だけありがたく心にとどめ、汚い包装用紙はさっさとゴミ箱に放り込んでしまいましょう!
誹謗中傷や、悪口だけの批判や愚痴を言っている人はこんな人。
他人を傷つけるような発言、行動をする人は、たいていはその人自身が心が満たされてなく、劣等感や痛みを抱えていることが多いです。
現実世界での承認欲求が満たされていないからこそ、歪んだ正義感を口実に、匿名で好き放題正義を振りかざし、悪党を傷つけた気になり、快感を得ようとしているのかもしれません。
そして、確実なのは、それだけ暇があるということです。
そんな風に嫉妬をぶつけられたり、ストレス発散や暇つぶしのの標的にされるのは、たまったものではありませんが、
どんな人間も、自分の人生を生きることに精一杯です。
彼らの表現方法を正当化することは絶対にできませんが、そういう生き方しかできない人は、可哀想だなと思い、あなたはあなた自身の人生に集中しましょう。
どうしても気になって仕方がない時は、一旦「思考停止法」!
自分への悪口や誹謗中傷は、誰でも気にしてしまうものですよね。
気にしない気にしないと思っても、気になってしまうものです。
でも、あなたがどんなに嘆き悲しみ傷ついても、ぐるぐると考えて考えて考え続けても、現実は変わりません。
そういう時には、思考停止法で、ぐるぐる巡っている考えをストップさせてみるのも良いですね。
こちらの記事で書いてあることを、是非実践してみてください。
最後に。
周りへの一方的な批判や悪口には、自分が発した時にも、相手が発しているのを受けたときにも、ネガティブなオーラが溢れています。
人間ですので、もちろんそういう時もあるとは思いますが、そのオーラを引きずらない、まとい続けないという意識はとても大切です。
うっかり負のオーラを受け取ってしまったら、なるべく早めに切り替えましょう。
そして、あなた自身がそういったオーラを出し続けないように、自分の言動も意識してみましょう。
相手を不必要に傷つけるような発言や態度を取っていないでしょうか。
自分がそういった意識をすることで、他人の優しさにも気が付けるようになります。
そうした心掛けはきっと巡り巡って、いつかあなたに返ってくるはずです。
世界には色々な人がいます。
残念ながら、あなたを傷つけてしまう人もたくさんいます。
でも、その中には、あなたの心を温めてくれる人も、必ずいますからね。
あなたの人生が、もっともっとたくさんの優しさで溢れますように。
神田華子でした。