目的を持った人生とは?『幸せになること』が答えではない理由

こんにちは、神田華子です。

最近ブログの更新が滞っておりましたが、お元気でしたか?

私はというと、ブログを通した活字でのアウトプットは滞っていましたが、

その間、新たに講座を受講したり、動画学習をしたり、本を読んだりして、

密かなスキルアップ、レベルアップに励んでおりました。

スタンスは変わらず、「できることを、できるペースで」進めております。

マラソンのように、歩いたり止まったりもしながら走り続けています。

さて、今日はこの上段のお話にも繋がるのですが、

「目的のある人生」についてお話したいと思います。

今、人生が充実している人も、何か物足りなくてモヤモヤしている人も、生きている意味が見つけられないという人も、是非最後まで読んでみてください。

私は人生の本質について語るほど立派な人間ではありませんが、

心理学を学び、海外での邦人サポート業務やオンラインでのカウンセリング活動を通して様々な方の人生に関わり、

自分の人生にも真剣に向き合ってきた、今の私の全力の想いを込めて、この記事を書きたいと思います。

あなたの人生の目的は何ですか?

この問いに、迷いなく即答できるとしたら、あなたの人生は素晴らしく充実していることと思います。

でも、ほとんどの人は、一瞬考えてしまったのではないでしょうか?

あなたの人生の目的とは、何ですか?

私たちは、何のために生きているのでしょう?

もちろん、私たちの誰しも、この世に生まれてきたのは自分の意思ではなく、

気付けばこの世に産み落とされ、両親やそれに代わる養育者の元、

世界や自分を認識するまでに成長して、何かしらの理由・ご縁があって、このブログにたどりついているはずです。

(文字も読めずインターネットに自由にアクセスできない状態であれば、ここに辿り着くことは絶対にないですからね。)

さて、そんな風に、気付けば強制スタートを切らされ、何かに追い立てられるように始まった、

命が尽きるまで終わりのないマラソン、それが人生です。

どんなに辛くても、病気になっても裏切られても倒れても終わらない、それが人生です。

言ってみれば『生まれてきたから生きている』『まだ死んでいないから生きている』、

それ以上でも、それ以下でもないのが人生・・・とも言えるかもしれません。

そんな人生を、私たちはどう生きるのでしょうか?

目的のある人生と、無い人生と、何が違うのでしょうか?

短期的な目標を持つことと、人生の目的との違い

例えば、どこどこの大学に入るとか、こんな会社に入るとか、こういう人と結婚するとか、今の会社でどの役職まで登り詰めるとか、いくら貯金して何をするとか、

そういった、ライフステージに応じた短期的な目標を持っている人は多いと思います。

しかし、そういったものは、今日お話ししたい人生の目的ではありません。

それは、人生においての目的を果たすための、目標と言えると思います。

1つの目標を達成すれば、また次の目標が設定されます。

それが叶えば、またその次、またその次と、果てしなく続いていくものです。

でも、目的地がはっきりしていないと、1つの目標を達成した後に、

次は何を目標にすれば良いのか、途方に暮れることになりますよね。

そもそも、自分の人生の目的に沿っていない目標の多くは、

自分ではない他者から期待され設定された目標ではないでしょうか?

こういった目標だけを目指して生きていると、

何かに追われているような、捕らわれているような感覚で、走り続けることになります。

または、どこに行くかもわからず、人生という波に、主体性なく流され続けているとも言えます。

そんな人生をもし生きているとしたら、「目的を持った人生」とは言えないでしょう。

人生の目的は、「幸せになる」こと?

「私たちは、幸せになるために生まれてきた」

私が最初にこの言葉、類似する表現も含めてですが、に出会ったのは、小学生くらいだったんじゃないかなと思います。

しかし、私は長年、この言葉が何だか好きではありませんでした。

カウンセリングの勉強を始めてからも、

「人生の目的は幸せになること」と唄うカウンセラーさんや、指導者の方にお会いしました。

でも、私は正直、その言葉に対しては、長い間、しっくり来ていませんでした。

言っていることは、分かる。

誰だって、幸せになりたい。

それはもちろんそう、納得。

でも、「人生の目的は幸せになること」と言われると、すごくすごく違和感がありました。

その違和感の正体をお話します。

人生の目的は、幸せに“生きる”こと!

人生の目的、それは、究極的には、『幸せに生きること』だと思います。

『幸せに“なる”』ではないんです。

『幸せで“ある”』と表現した方が分かりやすいかもしれません。

Do(なる)ではなく、Be(ある)なんです。

人生にゴールは無いんです。

命が尽きた瞬間がゴールです。

でもそれは、時間も場所も、自分では選べないゴールです。

一度きりしかない人生。

一度しか訪れない『今、この瞬間』の連続で、私たちの人生は作られます。

過去があって、今があります。

あなたが歩んできた道の一歩一歩が、あなたが選んだ選択の1つ1つが、

今のあなたを形作り、その結果としてあなたは今ここにいます。

でも、今の延長線上に未来があるわけではありません。

『今ここ』を生きた結果、点と点がつながって線になり、その線上が未来になり、今が過去になっていくんです。

点の延長線上にしか未来がないとしたら、

九州の片田舎で外国人を一人も見かけずに育った私が、

こうして海外でカウンセリング活動をしているという未来には

絶対にたどり着いていないと思いませんか?

私たちの人生は、時に、自分でも思いもよらないところへ連れて行ってくれます。

死別や災害、犯罪など、想像していなかった出来事が起こったり

コントロールができない領域があるものです。

でも、その都度どう生きるか、どの選択をとるかは、私たち自身に委ねられています。

私たちにできること、それは、『今、この瞬間』を精一杯幸せに生きることです。

どの瞬間でも、終わりがくるまで続く人生において『幸せであること』。

それが人生の目的なんです。

まずは、幸せに生きると決断すること

目的なんて無くても、なんとなく生活は流れ、人生は続いていきます。

自ら命を絶つほど追い詰められてもいないし、かといってそれといった満足感もないけれど、

人生ってこんなもんだなと生きていくことはできます。

でも、『今を幸せに生きること』が人生の目的なのだとしたら、

その目的を持った人生とは、『幸せに生きると決断すること』から始まります。

『幸せに生きる』という目的を達成するための方法は人それぞれで、

そのために必要なコトやモノがあるかもしれませんが、

幸せになると決断することは、あなたにしか出来ないことであり、あなた1人でしかできないことです。

どうやったら幸せになれるの?

幸せについて考える瞬間は、多かれ少なかれ人生においてどこかのタイミングで

誰にでもあるのではないでしょうか。

私は、幸せは『見つける』ものでもなく、『なる』ものでもなく、『与えられる』ものでもなく、

『~すれば幸せになれる』というものでもないと思っています。

ミスチルの名曲で歌われているように『気が付けばそこにあるもの』でもないと思います。

幸せは、『自分でなると決めるもの』です。

選択でもあり、結果でもあります。

今、ここにあるもの、自分が手にしているものの中から、幸せを感じてください。

社会の基準や他人の評価は関係ありません。

自分の中にしか答えはありません。

幸せに生きるために必要なこととは?

目的のある人生とは、『幸せに生きると自分で決めている人生』です。

いつでも、どこでも、です。

幸せは、誰から強制されるものでもありません。

自分が幸せになる権利も、責任も、自分自身が背負うものです。

前述したように、人生という荒波に飲まれることもあると思います。

それでも、『自分は人生を幸せに生きる』という覚悟ができていると

その場、その場で、自分の人生にとって最適な選択ができるはずです。

では、幸せに生きるために必要なことは何でしょうか?

人それぞれとは言いましたが、共通して考えてみてほしいことがあります。

それが、『自分らしく生きること』と、『死ぬときにどう思えるか』の2つです。

自分らしく生きること

私たちは誰しも、自分らしさという個性・特性を持っています。

静かな所が好きな人、賑やかな方が好きな人、

1つのことを細かく突き詰めるのが得意な人、大胆で柔軟性のある仕事が得意な人、など

後天的な要素もありますが、先天的な個性というのは確かに存在するのです。

下記の記事をご参考ください。

心配性な性格は生まれつき?それとも変えられるの?クロニンジャー理論について知ろう!

「自分は心配性だから」「ずっとこういう性格だから」というようなことを、 誰かが言っているのを聞いたことはありませんか。 性格といっても色々な性格がありますが、 ど…

自分らしく生きる、とは、自分の個性や特性を抑え込んで周りに合わせ、

窮屈な思いをして我慢しながら生きるのではなく、

社会という制約がある中で、出来るだけ自分らしく生きられる場所を探して

その環境や状態を維持・継続しながら生きる、ということです。

そういう環境や人間関係を選択していくともいえます。

自分らしく生きるという、人生を幸せに生きるために最重要となる選択肢が、

幸いなことに、私たち日本人には与えられています。

でも、いろいろなシガラミにがんじがらめにされて、

あたかも、その選択肢がまるでないかのように生きている人が、とても多いのです。

本当に自分がどうありたいか、どうすれば幸せなのかを、知らずに過ごしている人も多いのです。

目的を持った人生を生きるために、まず必要なことは、

自分を知り、自分が心地よくなれる選択肢をとる、ということです。

自分らしく生きることの大切さが、分かっていただけたでしょうか。

死ぬときにどう思えるか

私たちはどこかの時点で皆、平等に死を迎えます。

でも、それがいつかは誰にも分かりません。

「大学受験が終わったら幸せになれるだろう」

「定年退職したら好きなことをしよう」

「子供が独立したら自分の(夫婦の)時間をとろう」

自分自身の幸せを後回しにしていたら、その時を迎えられるかどうかというのは

誰にも保障ができません。

幸せになることを、今決断し、今実行する。

『死ぬときに、もっとこうしておけばよかった、と、後悔しないこと』を目標に

今日から日々の選択肢を、自分で選び取っていただければと思います。

今が幸せ、未来も幸せという人生

現代社会は、何かにつけて成長すること、何かを成し遂げること、何かを手に入れることばかりが注目されがちですが

今を幸せに生きることは、さほど重要視されていません。

成長や成功の基準が画一化されていて、全員が同じものを目指すべきと勘違いされているようです。

一方で、私たち人間には健全な成長意欲が本能的に備わっていますから、

自身の成長を追求することで幸せを感じることも事実です。

今この瞬間を、自分らしく幸せに生きられていれば、自然と、自分自身の中から成長意欲が湧いてきます。

そんなときに湧きがって来ることこそ、本当に自分のやりたいことかもしれません。

今の生活に不満ばかり、自分は不幸だ、〇〇のせいで自分の人生は最悪だ、

と嘆いている日々では、自己成長を追求するという人生の喜びは得られないんです。

他人の一般的な物差しで自分の幸せを測ろうとしている限り、

幸せという状態は続かないんです。

だって、1つの物差しをクリアしたら、次の物差しが出てくるんです。

例えば、年収1000万円を達成したら、2000万円、3000万円という壁が、現れるということは、

容易に想像がつくのではないでしょうか?

まず、今の自分が幸せに生きると決断すること。

自分にとっての幸せが何かを、今の生活から、自分自身が知ること。

そこから、自然と、『5年後もこうありたい』『10年後にはこうなりたい』という

自然な、健全な成長欲求や理想が、生まれてくるはずです。

そして、今が幸せであれば、より良い自分のために努力している過程も、幸せなものになります。

今を幸せに生きるとは、これ以上のことを何も望まなくていいとか、

自分が今手にしているもの以外は必要ないと思うこと、

しかし、そう思うことで、自然と、より幸せに自分らしく生きたいという欲求が、出てくるんです。

・・・・トンチみたいですね。^^;

マズローの5段階欲求/欠乏マインドについての記事もご参考ください。

今の自分の状態は自分で選んだものであると自覚し、

その状態で幸せになると覚悟し、幸せであると自覚する。

そうすることで、未来も幸せでい続けるマインドが出来上がり、

そのための行動を起こせるようになります。

人生の岐路で迷ったら?

ここまで読んでみて、

「自分のやりたいことが分からない・・・」

「親の呪縛から逃れられない・・・」

「家庭での責任と自分のやりたいことの狭間で苦しい・・・」

「複数の選択肢からどれを選べば良いか分からない・・・」

そんな風に思われたかもしれません。

今までそうやって生きてきたんですから、

そんな風に混乱したり不安に思うのも当然です。

大丈夫ですよ!^^

そんな時は、一緒に自分の状態や本当の気持ちを、整理してみましょう。

是非、今だけ無料のお試しセッションをご利用くださいね^^

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『幸せに生きると決断したあなた』との出会いを、楽しみにしています。

※無料セッション枠は限られておりますので、ご縁を逃さずお早めにお申し込みください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。