新年の目標を立てる意味と注意してほしいポイント

こんにちは、神田華子です。

あっという間に、2024年となりましたね。

今年は日本は大変な幕開けを迎え、ニュースを見て私もとても驚きました。

被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

災害は誰にも防げるものではありませんが、改めて、防災意識が高まったのではないでしょうか。

身の回りの安全・健康に気を付けて、気を引き締めて、今年も素敵な1年にしていきましょう。

さて、2024年1つ目の記事ですが、目標設定についてお話したいと思います。

新年といえば、気持ち新たに1年の目標を立てられる方も多いのかなと思います。

私の実家でも、毎年元旦に家族で集まり、父のお仏壇に手を合わせた後、

皆でその年の抱負を発表し合ってからお年玉をもらえる、という慣習がありました。

なぜ新年に目標を立てるの?

実は、世界には西暦を主軸に生きていない人達もたくさんいます。

大晦日から元旦にかけても、ただ単に、いつもと同じように日付が変わっただけ、

という感覚の人もいます。

でも、1年12か月の西暦を基準に生きている私たちは、やっぱりどうしても、

年が切り替わるタイミングに合わせて、自分を変えるキッカケにしたいと

考えてしまうものなのではないでしょうか。

1月1日というと、なんだか始まりの日という感じもしますよね。

「思い立ったが吉日」という言葉があるように、

何かをやろうと思った時に行動を始めるのは、

必ずしも新年である必要はありませんが、

前の1年間が終わり、新しい1年間が始まるタイミングというのは、

やっぱり気持ちを切り替える意味で、

目標を立てたりして自分の気を引き締めるのに、適したタイミングともいえると思います。

捉われすぎないことが大切

とはいえ、「お正月だから」「新しい年の始まりだから」と、

捉われすぎないことも、メンタルヘルスにとってはとても重要です。

「せっかくの元旦なのに目標も立てずにだらだらしてしまった、やっぱり自分ってダメだなぁ」

「新年早々こんなことが起こるなんて、今年は悪い年に違いない」などと、

ネガティブな方向に引っ張られてしまう可能性もあるからです。

「新年だし、ちょっと今年やりたいことでもリストアップしてみようかなあ」

「元旦早々嫌なことがあったけど、今年はまだまだ始まったばかりだしな!」

くらいの、ゆったりとした気持ちで取り組むのがちょうど良いのです。

毎日が新しい一日

ここで、私がとっても好きな言葉を紹介しますね。

赤毛のアンの名言のひとつです。

明日は、まだ何1つ失敗していない“新しい日”

(原文)Tomorrow is always fresh, with no mistake in it.

赤毛のアン

ドジでおっちょこちょいなアンは、毎日色々な失敗をしていますが、

それでも明日という日は、まだ真っ新な、何の失敗もしていない、新しい1日です。

だから、アンは明日という日が大好き。

ワクワクするんです。

そんな気持ちを持つことが出来れば、

実は、新年であろうと、夏休み最終日であろうと、プレゼンで大失敗した日であろうと、

いつだって、自分がやりたい!と思った日が、目標を立てるのに最適な日になると思います。

なので、新年だからと気合を入れ過ぎなくても、大丈夫。

肩の力を抜いて。

あなたはいつ、どこからでも、何かを始められますから。^^

今年の目標を立てていなくて焦っていた方は、

この記事を読んで、ちょっと深呼吸してみて欲しいなと思います。

目標を立てる時のコツ

これを読んで、「ちょっとやる気が出て来たぞ」という方は

目標の立て方についてのコツ・・・というか注意点を書きますので、

是非最後まで読んでから、ご自身の目標を考えてください。

既に立てたよ、という方も、是非読んで、参考にしてみてくださいね。^^

スモールステップを意識する

これは、とっても大切です。

私も今年の目標を立てましたが、年間の目標の他に、1月の目標も立てました。

そのうちの1つは、「よく噛む」とか、「1日10分運動」とかです。

これって、とっても簡単だと思いませんか?

「1口ごとに必ず30回噛む」とか、「1日1時間運動」だと、

やる気のある最初のうちは達成できても、

日々の生活に追われていくうちに、実行できない日が出来てしまうことがあります。

そうすると、ヤル気が無くなってしまい、

結局やらなくなってしまったり、

もっと悪いのは、「やっぱり私には出来ない」とか、

「目標を立ててもいつも達成できないダメな奴」などと、

自分を責めたり否定して、落ち込んでしまうことに繋がってしまうのです。

千里の道も一歩から。

焦らず小さなところから、始めましょう。

目標設定は小さく、まずは簡単に達成できそうなことを、

短期目標として掲げましょう。

スモールステップを意識した目標設定を心掛けてくださいね。^^

100%達成を目指さない

これも、とーーっても大事です。

何でも頑張り過ぎてしまう人、完璧でないと意味がないと思っている完璧主義さんは、

よぉーーーく読んで、しっかりと頭に叩き込んでください。

目標は、達成を目指すものだから目標と呼びますが、

必ず達成しなければいけないものではありません!

「え?ハナコ何言ってるの?目標って、達成しないと意味ないでしょ?」

そう思われたあなた。

もう一度書きますから、よく読んでください。

目標とは、必ず達成しなければいけないものではありません!

もちろん目標というからには達成を目指すもので、

達成することが好まれる、望まれるものではありますが、

必ずしも達成しなければいけないものではありません。

そして、達成しなければ目標を立てた意味がない、なんてこともありません。

この感覚でこれまで生きてこなかった人にとっては、驚きの事実ではないでしょうか。

そうです。

良いんです。

100%は達成できなくても、60%でも良い。

30%しか達成できないとしても、

その30%分は確実に、あなたは行動して努力してきたという証拠です。

その30%を達成した努力やその過程は、絶対に無駄ではありません。

目標に対して、

「全部」「絶対に」「最後まで」「100%完璧に」と付けるのはやめましょう。

そんな言葉はあなたの辞書から、今日、今、この場で、捨て去ってください。

立てた目標を見直そう!

目標達成がどうしても難しい時は、軌道修正もOKです。

やろう!と思った時というのは気合が入っていますから、

たくさんやりたい、出来ると思ってしまうものですが、

だんだんと、出来なくなってくることはあるでしょう。

そんな時、当初の気持ちを思い出して自分を奮い立たせてまた頑張れる人は、

そしてそれが全くしんどくない人は、

この記事を、ここまで読んでいないのではないでしょうか?

人間や環境というのは変化するものです。

勉強や仕事が、思いのほか忙しくなることもあるでしょう。

なんとなくやる気が出ないことも、体調がすぐれない時もあるでしょう。

どんな理由であれ、最初に立てた目標どおりに勧められない時は、下方修正しちゃいましょう。

「1日10分運動を目標にしたけど、出来ないからとりあえず5分!」

「もう5分とか考えるのもしんどいから、腹筋10回!」

これくらい、ハードル下げちゃって良いんです。

「え、そんなの簡単すぎない?」と思っても大丈夫。

出来ないことで自信をなくすくらいなら、出来る目標に変えちゃいましょう。

「そんな簡単なことすら出来ない自分に余計自信が無くなるんじゃ?」

と思っている、あなた。

「そんな簡単なこと」って、誰が決めましたか?

あなたが決めましたね。

それは誰の基準でしょうか?

きっと、あなたの頭の中に植え付けられている、誰か他人の基準なのではないでしょうか。

他人がどう思ったって良いんです。

自分にとって努力しないと出来ないことだからこそ、目標にしているんです。

自分が頑張れば達成できる内容であれば、それで良いんです。

達成できないことであれば、少しハードルを下げれば良い。

恥ずかしいことでも、なんでもありません。

Aという行為をするのに、

1の力で出来る人もいれば、10の努力が必要という人もいるでしょう。

そんなのは、人それぞれで良いのです。

あなたの頭の中にいる、非難や否定の声。

それは誰の声で、誰のために囁いているのでしょうか?

本当のあなたの声ではないはずです。

あなたはあなたのペースで、出来ることを出来るタイミングで、

時々振り返って見直して、自分なりに目標を再設定しながら、

1つ1つ、やっていけば良いんです。

そうやって自分を見つめて内容を調整し、行動にうつしていく過程には、

必ず意味がありますよ。^^

最後に。

人生には、色々な考え方があります。

何かを成し遂げなければいけない。

そんな思いに急き立てられるように生きている人が、とても多いです。

でも、人生というのは何かを成し遂げた時ではなく、

何かを達成した瞬間ではなく、

今生きているこの瞬間に幸せを感じられる方が、よほど有意義なのです。

「目標を持つ」というのは、そんなあなたの「今この瞬間」を

より一層充実させ、輝かせてくれるための、1つの手段に過ぎないのです。

私自身も、目標を立てて行動している時の自分は大好きです。

とても充実して気持ちが良く、自分が誇らしく思えます。

でも、立てた目標通りに行動できない自分についても、

それでちょっと落ち込んだり、自己嫌悪になってしまう自分も、

まるっと含めて大好きです。

人間らしくて、良いじゃない?

そして、そんな風に考えられるようになれば、

あなたの「今」が、大きく変わっていくはずですよ。

何かを成し遂げた先にある幸せに、保証はありません。

でも、今、あなたがここで幸せになることを決めれば、

今この瞬間、その選択を取ることができます。

そう思えた時、あなたの行動が変わってきます。

それは決して、目先の安易な欲望に流されることではありません。

あなたが本当に大切にしているもの。

本当に望んでいる生き方。

まずは、それを知る必要があります。

「一人じゃ分からないよ。考え始めると不安になるよ。」

という方は、是非一度、ご相談くださいね。

私と一緒に、あなた自身のことを、一度ゆっくりと見つめ直してみましょう。

それって実は、とっても贅沢な時間です。^^

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2024年の今年、あなたがもっと、自分のために思い切って時間を使えますように。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

今日も、あなたにとっての小さな幸せが、1つでも多く見つかりますように。 

神田華子でした。