インプットとアウトプットのバランスとは?アウトプットでストレス解消、メンタルヘルス向上しよう!
あなたは、インプットとアウトプットの最適なバランスがどれくらいか即答できますか?
そして、自分がどのくらいの比率で実行できているかを答えられますか?
今日は、私自身も課題の多い『インプットとアウトプットのバランス』についてお話してみたいと思います。
私のブログに一度以上来てくださり、読んでくださっているあなた。
いつも、本当にありがとうございます。
何かしら、
「為になった。」「勉強になった。」
「共感できた。」「勇気や元気をもらえた。」
そのようなポジティブな思いがあってこそ、
ここに再訪してくださっているものと信じています。
本当に、本当に、嬉しいことです。
もう一度言わせてください。
いつもありがとうございます!!!
では、そのように「なるほど。ためになったなぁ」と感じた内容を
どうやってご自身の生活や思考に定着させ、
ご自身の人生をより良く過ごすための、
成長の糧にしていただいているでしょうか。
誰かに話していますか?
ご自身の日記やブログに、書いていますか?
また、時には私のブログ記事の内容に対し、
共感できないことや、
納得できないこともあるかもしれません。
そういったことに対する反論やご自身の感想、気持ちについて
何かしらの形で表現していますか?
「なんとなく今日言ってることは自分とは違うな~」と、
モヤっとした状態で終わらせていませんか?
あなたは大丈夫?現代人に多い『インプット過多』
情報の溢れる時代です。
ぼーっとしていても、右から左に、上から下にと、ひたすら情報が流れてくる世界です。
流れてくる情報に、ちょっとでも共感したり感動を覚えたら
「うんうん!そうそう!」と、思うだけですぐにスクロールしたり、
「良いこと言ってるな!」と、なんとなくイイねを押す。
そして次の瞬間には次の情報に飲み込まれ、
何にイイねをしたのか忘れてしまっている・・・。
また、本要約チャンネルを倍速で聞いてフムフムと感心しては
今日も勉強になったなぁと、自己満足して終わっている・・・。
そんな毎日に心当たりはありませんか?
ドキッとしたのであれば、インプット過多になっている可能性、大です。
情報の溢れる現代人、
特に自分の意見をアウトプットするという学習スタイルが習慣化していない日本人は
ほとんどの人が『インプット過多』に陥っていると言われているのです。
だから、あなたが今ドキッとしてしまったことについては
まったく恥じる必要も、反省する必要もありません。
今日ここでドキッとできたことで、
何か行動を変化させるきっかけになれば嬉しいなと思います。
インプットは楽なんです・・・。
私自身も体調が悪かったりやる気が出なかったり、
油断するとすぐにインプット過多になってしまいます。
アウトプットするというのはすごく面倒で、労力がかかるんです。
なんとなくモヤっとしているものを
モヤっとしたままスルーするのはすごく簡単です。
なんとなく良い思ったことを、
輪郭のないまま感情として持ち続けることも簡単です。
それを言葉にしたり行動に起こすというアウトプットという行為で
自分の中だけのボンヤリとさせておけば良かったものに
輪郭をつけて外に出せる形にしなければいけない。
これは結構大変なことなんですよね。
ではこの大変なアウトプット、
どれくらいのバランスですれば良いんだろう?
ここで、ようやく冒頭の問いに答えます。(お待たせしました!(笑))
インプットとアウトプットの理想の比率は『3:7』!
はい。
3:7です。
例えば、3時間読書したら、7時間ブログに書くということです。
・・・
えーーーー?!
アウトプット・・・多くない?
と思ったあなた。
そうなんです。
多いんですよ。
コロンビア大学のアーサー・ゲイツ博士の実験や、
精神科医の樺沢紫苑先生の書籍『アウトプット大全』など
色々なところで、このインプット:アウトプットの黄金比率 3:7説が唱えられています。
3のインプットに対して、7もアウトプット!
これは、かなり意識してアウトプットを増やさないと
なかなか達成できない比率ですよね。
具体的に何をしたら良いの?
では、具体的に何をしたら良いのでしょう。
そもそもインプットとは情報を「入れる」こと、
アウトプットとは情報を「出す」ことです。
つまり、具体的には、インプットとは「読む」「聴く」「観る」、
アウトプットとは「書く」「話す」「行動する」ということが当たりますね。
野球で例えると、どんなにバットの振り方の理論を勉強しても、
振り方を聞いても、動画で見ても、
実際に「練習する」というアウトプットが足りていなければ
定着しないし成長できませんよね。
本を読んで学んだことや人から話を聞いて感じたこと
それに対する自分の感情や意見、共感した点などを
具体的に「出す」という行為、
つまり、誰かに話したり、日記やブログに書き残したり、
実際に自分でやってみる(行動を起こす)というアウトプットを通して
情報が身になり、学びが糧となるんですね。
学校の授業でも、教科書をじっくり読んだ記憶より
実際に声に出して発表したり、音読したり、問題を解いたりする方が
記憶に残りやすいですよね。
脳科学的にも、実際に使った情報というのは「重要な情報」と判断され
記憶に定着しやすいと言われています。
何度も繰り返すことで定着するというのは、
学生時代の勉強からも分かっていたことだと思いますが
大人になって、強制されているわけでもテストに出るわけでも無いのに
それを実践するという発想は、なかなか無かったかもしれませんね。
でも、アウトプットを増やすというのは、メンタルヘルス向上にも役立つんです。
そしてメンタルヘルスの向上は、人生の充実感や幸福感に直結します!
これは、やるっきゃないですね~。
メンタルヘルス向上!思考の整理になる
アウトプットは面倒だと書きましたが
その面倒な作業を行う過程で、
自分自身の理解が深まっていきます。
誰かに話そうとすることで思考が整理されます。
本当に理解できていないことは、
話そうとしても話せないのです。
ましてや文字にして書くとなると、
もっときちんと自分の中で言語化する必要がありますね。
誰かと話している時だと、なんとなく相手の相槌等で表現を曖昧にできたり
雰囲気でごまかせたりするからです。
でも、もちろんどちらも効果的ですので、
何もやらないよりはやった方が良いんですよ。
書くのが苦手であれば話す。
書けそうであれば書き出してみる。
そして実際に行動にうつす。
どういった形であれ、アウトプットを続ければ、
成長したという実感が得やすいですし、
アウトプットという行為自体が、
インプットに比べ受動的ではなく能動的な行為なので、
「自分は行動にうつしている」という達成感を得ることができます。
ネガティブなことを書く場合でも、
ストレスやモヤモヤというのは、「言語化してあげる」だけで減少します。
文字に書き出すことで、自分の感情を吐き出したり、辛い状況を客観的に整理できるようになることに繋がり、
ストレスが大幅に減っていくと言われています。
簡単なアウトプット練習方法!
アウトプットも慣れですから、繰り返すことでどんどん楽になっていきます。
簡単なことから慣れていき、アウトプットのハードルを下げていきましょう。
今日は簡単なアウトプットの練習方法をご紹介しますね。
①イイねではなくコメントする(フィードバックする)
何かしらの情報をインプットした後に、
具体的に何が良かったのか、
どの部分に対し、自分がどう感じたのか、
または反対意見があるとしたら、それは何故なのか。
イイねを押すだけではなくコメントをする、という意識を持つことが有効です。
実際にコメントするとそこから発生するコミュニケーションが煩わしい、
という方は、ご自身のメモ帳などに書き込むだけでも良いでしょう。
自分が目にしたり耳にする意見や情報に対し、
自分なりのフィードバックをするというイメージですね。
一言でも良いので、是非やってみてくださいね。
言語化しようとすることで、
意外と自分って色々なことを感じたり
考えたりしているんだな、と気付くかもしれません。
②本や映画の感想文を書いたり、他人に説明をする。
ご自身のブログやレビューサイトに感想やあらすじを書いても良いし、
誰か他の人に、その本や映画の内容を、
ご自身の感想を交えて紹介しても良いですね。
その際には、ネタバレには注意してくださいね。
Youtubeに本の要約をアップしている方が多いですが
あれはご本人にとってもすごく為になる良い方法だなと思います。
それほど手間がかからない方法として、
Stand.FM等のラジオアプリで音声配信しちゃうという手もあります。
ニックネームで活動できて顔出し不要、声の加工も可能ですので、
書くよりも気軽にアウトプットがしたい方にはおススメです。
③毎晩、その日にあった良いことを3つ日記を書く
毎晩寝る前に、その日にあった良いことを3つ書き出すという方法です。
3行日記やポジティブ日記とも言われています。
ポジティブ心理学のマーティン・セリグマン教授のメソッドで、
幸福度が上がるというものですが、
簡単なアウトプットの練習としても、とっても良いんです。
今日あった出来事で自分が何を感じたか、
どうしてそれが嬉しかったのか、理解できるようになるからです。
毎日できなくても構いませんので
まずは週に1回、3つ書いてみる、ということから始めてみても良いですよ。
3:7なんていきなり無理?まずは少しずつ!
3:7の比率が黄金比と言われているのは、学習効果の話であって、
メンタルヘルス向上のため、
自分の人生の質を上げるためであれば、
まずは少しずつアウトプットを増やすことを意識することから始めればOKです。
全然アウトプットできてない・・・
今日もなんとなくインプットだけして終わっちゃった・・・
と、自分を責めたり自己否定をしてしまっては、まさに本末転倒ですよね。
アウトプットが出来ていないことに気付いたら、
その場で何かしら今日あった出来事や学んだことを思い出して
自分なりの言葉でまとめる。
ということを心掛けて、少しずつ習慣化していければ良いんです。
焦ってしまっているなと感じる時は、
すーっと深呼吸して、一休さんのように唱えましょう。
あわてない、あわてない。(ふ・・・古いですか?!^^;汗)
人間関係にもプラスの影響が起こる
日々アウトプットを意識することで、
少しずつ状況の整理や自分の感情が理解できるようになってきます。
例えば相手に気を遣って自分の意見が言えない、
という癖がある人の場合、
これまでの対人関係、ずーっとそんな風に過ごしてきたので、
自分の意見自体がよく分からない、
自分の感情を抑圧することに慣れ過ぎて自分の気持ちが分からない、
気付けない、というケースも多いです。
そんな方がアウトプットを練習して
自分の思考を整理して言語化できたり
アウトプットしようとすると意識を向けなければいけませんから
自分の感情にも敏感になってきます。
そうすることで、少しずつ人間関係が改善していくという
プラスの効果も得られます。
また、そうしていくうちに、自分はアウトプット続けられている、
成長するための行動ができているという感覚が湧いてくれば
その自信や前向きな姿勢そして行動力も、
あなたの人間関係において必ずプラスに影響するでしょう。
インプットは絶対必要!アウトプット前提で情報に向かう
とはいえ、良質なインプットというのもとっても大切です。
インプットを怠ってアウトプットばかりしていても、
必ず自分の中のリソースというのは、そのうち尽きてしまいます。
有益なインプットをきちんと意識して入れることは必要ですが
アウトプット前提でインプットすることで、更にインプットの質が高まります。
普通に生きていれば自然と何かしらのインプットはされていますが、
自分が高めたいと思うことがあるのであれば、
関連する内容の情報を、できるだけ良質なソースから意識して
インプットする情報を取るようにしましょう。
最後に。
こんなことを書くと、
「神田華子なんて無名のカウンセラーのブログが、良質なインプットになるのか」と
疑問に感じてしまう方も出てきてしまうかもしれません。
ま、待ってください!(笑)
私のブログも出来るだけ、誰かの役に立つような
心に響くような記事を心掛けて書いています。
「この記事を読んでこう感じたから、こういう行動にトライしてみる」
そんな風に感じたり、アウトプットに活かしてほしいなと思っています。
「私だったらこうする」や「私はこう考える」というような
反対意見を自分なりに持つという活用方法でも構いません。
今後も、是非読みに来てください!!(笑)
インプットをたくさんすれば学びが深まり成長するという考えも
完全に否定は出来ないと思います。
でも、私はやっぱり他の多くの研究者の皆さんと同じように
少しずつでも良いので、アウトプットをすることおすすめします。
過去のブログ『悩みを誰にも相談できない時は?書き出すというセルフケアがあります!』の記事でも紹介したように
アウトプットで、心のデトックスになると信じているからです。
今日ここまで読み進めてくださったあなたも、
「アウトプットもう少し増やしてみようかな」と思えたのであれば
是非この記事について、そしてここで学んだことについて
1つでも良いので感想やフィードバックとして
ご自身の言葉でまとめてみてくださいね。
お問い合わせフォームから感想を送っていただけると、
あなたのアウトプットにもなり、私も嬉しく、Win-Winになりますね。(笑)
うまく言語化できないよ~・・・という方は
言語化が苦手でどうしても出来ないな~と思われる方は、
是非一度、カウンセリングにお越しください。
カウンセラーからの質問や要約で、
あなたの思考整理のお手伝いができますよ。
現在、無料カウンセリングを受け付けています。
お受けできる枠が非常に少なく時間が限られてしまいますが
お問い合わせいただければ柔軟に対応させていただきますので
是非一度ご相談くださいね。^^
あなたの今後の人生に、きっとお役に立てると思います。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
神田華子でした。