うつ病は心の風邪?薬飲んで寝たら治る、そんなもんじゃありません!
うつ病は、『心の風邪』ではありません!
「うつ病は心の風邪」というキャッチフレーズを聞いたことがあるかもしれません。
ある意味、『うつ病』というキーワードを親しみやすく世間に浸透させたという効果はあったかもしれませんが、
私は個人的には、このフレーズは、とっても大きな誤解を招く言葉だと思っています。
『うつ病』は、風邪のように、お薬をもらって数日間ゆっくりしていれば治るものではありません。
ある精神科医の先生は、『心の癌』だと表現するほど、
一度発症してしまうと完治が難しく、再発の可能性も高いものです。
そして、風邪のように「多少無理をしても、放っておけばそのうち治る」ものでもありません。
うつ病は、放置して深刻になればなるほど、治療に時間がかかってしまう病気です。
悪化すれば、死に至ることもある、恐ろしい病気です。
そして、誰にでも発症する可能性がある、実はとっても身近な病気なのです。
しかし、こんなうつ病が、近年ますます増加しています。
うつ病は年々増加している!
インターネットが普及し誰でも必要な情報を手に入れやすくなりました。
偉人の名言や尊敬する人の考え方を、誰でも簡単に身近で学ぶこともできるようになりました。
自己肯定感等の心理学用語が流行ったり、メンタルヘルスへの関心が高まりました。
でも、日本のうつ病数は年々増加しています。
厚生労働省の3年に1度の調査によると、精神科の受療患者数は、
2002年からの15年で、258.4万人から419.3万人に増加し、1.6倍にもなっています。
昨今、うつ病患者数が数字として増えている背景として、
社会的なストレスや先行き不安な経済状況があるのは言うまでもありませんが、
精神疾患に対する理解が少しずつ広まってきたということもあると思います。
メンタルヘルスの重要性が広く知られるようになり、
何か不調があれば心療内科へ、精神科へ、という流れが増えています。
(行けば何かしらの診断がつくことも増えてきて、「自分はそうなんだ」と自覚することが
必ずしもプラスの効果になっているとは言い難いケースもあると思います。この辺は、また別途ブログにまとめますね。)
職場でも、メンタルヘルスケアの制度などが設けられている会社が増えてきましたが、
それに応じて人々の理解や知識が向上しているかというと、そうでもないようにも見受けられます。
また、年々増加する患者数に対し、精神科医の数が全く足りていないと言われているほどです。
あなたが今、うつ病や精神疾患、適応障害を発症してしまい落ち込んでいるとしたら、
決して、一人ではなく、決して、おかしいことでも、珍しいことでもないんです。
診断のこと、誰にも話せない・・・そんな時は?
カウンセリングに来られる方もそうですが、
精神科や心療内科で何かしらの診断を受けたとしても
そのことは、簡単に誰にでも話せるものではありません。
どうしてこんなことになったのか、これからどうしたら良いのか、
不安な気持ちや怒りやモヤモヤ、どうしたら良いのか分からないぐるぐる思考を
一人で抱え込んでいませんか?
そんな時は、匿名で受けられるオンラインカウンセリングがおすすめです。
当カウンセリングルームでは、個人情報は一切お尋ねしておりません。
どこの誰だかわからない。
どこに住んでいるかもわからない。
画面を閉じればそれで終わり・・・。
そんな関係だからこそ、話せることがあると思います。
ぜひ一度、無料のお試しセッションを利用して、
カウンセラーとの相性を確認してみてくださいね。