『自分には価値がない』この言葉に少しでも反応したら読んでください。
こんにちは、神田華子です。
今日は、『自分には価値が無い』と根本的に感じている方についてお話していきます。
これは、必ずしも自分で認識できている価値観とは限りませんので
良い意味でも悪い意味でもどちらでも、少しでも反応したあなたは
是非、最後まで読んでみてください。
人生において長く大きな影響を与えています
このような、世界や自分に対する根本的な価値観のことを、
認知行動療法では『スキーマ』と呼び、
交流分析という心理療法の中では、『人生脚本』と呼ばれるものとも似ています。
どのように呼んでも構いませんが、
この根本的な価値観のところにこのようなネガティブな認識が染み付いていると
人生の長期間にわたり、生活の様々な場面で、苦しみや生きづらさを感じることになります。
ネガティブな認識とは、例えばどんなもの?
このように、人生においてネガティブな影響を与える価値観の例を挙げますね。
『自分には価値がない』
『自分は愛されない』
『自分には能力が無い』
こういった価値観を無意識下に持ち続けている人は、
「私がこんなに幸せになっていいのだろうか」と、
自分が幸せになることにためらいや罪悪感を感じたり、
「この人もいつかきっと離れていく」と、
おためし行動を取ったり共依存に陥りがちだったり、
「私には出来るはずがない」と挑戦を諦めたり、
他人と比較して落ち込みやすくなったりします。
特に、進学や就職、結婚など、人生の大きな決断を迫られる場面でこの価値観の影響が出やすいと言われていますが、
実は日頃の生活の中での細かな言動や反応の仕方にも、影響が出ていることが多いです。
幼少期の影響が大きいもの?
私たちが普段から口にする言葉や、何気なく取る行動を<葉っぱに例える>とすると、
この価値観とは、幹の部分よりももっと下、地下に脈々と根を張る<根っこの部分>です。
生命として誕生してから最初に成長するパートですね。
そう、人間だって同じなんです。
幼少期に親や周囲の人間から得た情報やコミュニケーションをもとに、
自分の中に根本となる価値観を栄養として取り込んで、大きくなっています。
そしてその根っこから来る価値観は、幹を通して葉っぱの隅々にまで、
ずっとずっと、私たちが知らないところでも影響を与えているのです。
そして、その価値観や認識が正しいことを証明する情報ばかり集め、
そうなるような人付き合いばかりを繰り返し
「やっぱり世界は・私は、こうなんだ」と、その価値観をどんどん補強していくのです。
『自分には価値が無い』と感じている人へ
この根本的な価値観は認知の階層奥深くにあるもので、いわゆる無意識・無自覚のものです。
根本的なところで、自分には価値が無い、そんな風に思っているなんて、
想像するだけでとても苦しいですよね。
そう、そんな苦しい人生を、あなたは生きてきているんです。
辛いですよね・・・。
でも、そういった価値観はすべて、『思い込み』です。
大丈夫!
変えられます。^^
あなたに価値がないのではなく・・・・
『私には価値が無い』
それは大きな間違いです。
では、その反対は何でしょう?
目指すべき姿とは何でしょう?
『私には価値がある』でしょうか?
私もたくさんの心理系・カウンセリング・スピリチュアル系の方の本や記事、動画なども見ていますが、
『ありのままのあなたには価値がある』
そんな言葉はよく目にし、耳にします。
潜在意識に働きかけると言われている『アファーメーション』などでも良く取り入れられています。
『あなたには価値がある』
そう言ってもらえて、救われた人も実際に多いと思います。
それはそれでその通りだし、それで良いのですが、
でも、少し違う考えも出来るということを、今日は紹介したいと思います。
それは、『私に価値なんて関係ない』ということです。
『価値なんて関係ない!』
価値とは、誰が決めるものでしょうか。
社会にとって価値がある?
それは時代や周囲のニーズに伴い変化してしまうものです。
誰かにとって価値がある?
自分の存在意義を特定の誰かに委ねてしまうなんて、怖すぎますよね。
そう、価値なんて曖昧な基準のないものを、あるとか、ないとか、考える必要はないんです。
『価値なんて関係ない。私はここにいる。今日も生きている。』
少し哲学的な話になってしまうかもしれませんが、
今日生きている、それはあなたの可能性の塊です。
どんなに今辛くても、どんなに境地に立たされていても、
自分に価値が無いように感じても、
今、ここに、生きている。
生きている限り、何かができる。
『私の価値は、誰が決める?誰にも決められない。そんなの関係ない!』
そういう気持ちで、
いま、自分ができることを何か1つだけやってみる。
誰のためでもなく
誰に自分の価値を証明するためでもなく
自分が自分らしく、より良い人生を生きるために
何か1つでも良いので、やってみる。変えてみる。
一度変えてみて、すぐに戻ってしまっても良い。
やっぱり自分はダメだなんて、思わなくて良い。
すぐに変われる人なんていない。
10回やって出来る人もいれば、100回でようやく出来る人もいる。
自分のやり方で、自分のペースで良い。
ただシンプルに、また同じことを思い出せば良いんです。
今、できることを、1つだけやってみる。
昨日できなかったこと、もう一回挑戦してみる。
失敗しても良い。
嫌われても良い。
だって、誰かに決められる価値なんて関係ないから。
自分のために、何か1つやってみる。変えてみる。
変え続けてみる。
『自分の価値なんて考えないこと』、それが私が思う理想の姿の1つです。
何かの、誰かの評価を気にしている時には、難しいことかもしれませんね。
でも、この考え方こそが、自己肯定感そのものでもあるような気がします。
もちろん、そうなれる自分でいられる環境に身を置く、ということも大切です。
『自分には価値がない』という根本的な思想を変えるには
幼少期に取り入れたネガティブな価値観は、
大人になるにつれて生きづらさの原因となってきますが、
根本的になぜ自分がそう感じているのか?
一体、自分ではなく誰の声に縛られて生きているのか?
そういった過去にアプローチをすることで、
具体的には、過去に受けた傷を癒したり、
その時に本当は感じていた抑圧された感情を感じ尽くすことで、
この価値観が変わっていく、薄まっていく、緩んでいくことがあります。
神田華子のメンタル研究個人セッションでは、
過去の状態を把握して抑圧されてきた感情にアプローチしつつ、
同時に今、大人になった自分が取り入れられる新しい視点や価値観を一緒に探り、
今すぐに出来る具体的な行動を変えていく、
という、この3つのアプローチで進めています。
一人で苦しんで悩んだりモヤモヤとしている方や、純粋にどんなものかご興味がある方は、
無料でのお試し/モニターセッションを、毎月限定3名様までお受けしていますので、是非お申込みしてみてくださいね。
一人で悩むのは、もうやめませんか?
私に出来るお手伝いを、させてください。
最後に。
折れないメンタルとは、何事にもへこたれない強靭なメンタルのことではありません。
落ち込んでもへこたれても、良いんです。
人間ですから誰しも、他人と比べて落ち込んだり、
自分の価値に不安になったり自己嫌悪になったり、
世界中が敵に見えて、孤独を感じることもあるでしょう。
でも、そんな時にも今日のお話を思い出してください。
『価値なんて、関係ない。考えない。』
『今ここで、できることを1つだけ、やってみる。変えてみる。』
そうして行動を起こすことで、いつの間にか気持ちが回復する。
気付いたら自分のことをまた少し好きになっているかもしれないし、
世界がまた、優しい場所に見えてくるかもしれません。
そんな、竹のようなしなやかなメンタルを、
当メンタル研究室で一緒に目指していきましょう!^^
最後まで読んでくださりありがとうございました。
神田華子でした。